ヒーローは突然に






今日は席替え。
オイラの隣は空席だ。うん。

・・・空席と言うより、ずっと休んでいるだけなんだが・・・うん。
オイラの隣の奴はと言うらしい。
いわゆる、“不登校”というやつらしい。

・・・全部、担任から聞いただけだけどな。うん。
一番後ろの窓側の席っていう、最高の席なのに、隣がいないとつまんねーな。うん。

席替えでしかも午前授業。
なんてラッキーな日なんだよ、うん。

「おい、デイダラ。後で職員室来い。」

・・・・・・・前言撤回。なんてアンラッキーな日なんだ。
旦那と帰る約束したのに!うん。


「デイダラ、帰るぞ。」
「旦那、先に帰っててくれ。オイラ先公に呼ばれてな。うん。」
「・・・あぁ?そうか。じゃあな。」
「ごめん。旦那。うん。」


っつってもなんの用事だよ・・・うん?
態々職員室まで呼び出して話すことなのか?うん。

「失礼しまーす。うん。」
「ああ、デイダラか。実はな・・・」

いきなり本題かよ、この教師は。うん。

「お前には、の家に通って欲しいんだ。」
「うん・・・ってハァ?!なんだそりゃ?うん。」
「お前の隣、を学校に来させて欲しい。」
「なんでオイラなんだ?うん。隣だからって言う理由なら前のアイツの隣は角都だったろ?うん。」
「お前にしかできんと思ってな。どうだ、やるか?」
「めんどくせー。却下。うん。」
「やってくれないと内申下げんぞ、コラ。」
「やり方セコくねーか?うん。
・・・わかったよ、来させれば良いんだろ。うん。」
「よろしくな。住所は・・・」


・・・とまぁこんな感じでうまく乗せられて・・・を学校に来させろと。うん。
ったく・・・自分でやれよな、うん。
まぁ、うまく乗せられたオイラも悪いが・・・うん。


「・・・ここか。うん。」


―ピーンポーン。

・・・・・・・・

『はい・・・』


ガチャ

「あ・オイラ・・・

バタン


うん?!なんだよ!閉めんなよ!まだ何にもいってねーぞ、うん!」

ドンドンドン!

デイダラはドアを叩く。


『・・・ないで。』

「うん?」

『来ないでっ!』


To be Continued









あとがき

うわー始まっちゃった☆(黙れ
普通の連載になっちゃうんじゃないかしら。
・・・冗談ですすみません。
短くてゴメンナサイ・・・